パーソナルツール
現在の場所: ホーム 担当教員 教務ユーザ Syllabus2016 国際法演習

←講義で検索へ     ←時間割で検索へ

科目名 国際法演習 
担当教員 西井 正弘
授業の目的、または到達目標 国際関係法専修の必修演習科目として国際法学についての深い考察を判例の分析を通じて研究する。
<学習目標>
・国際法の役割や機能について、関連分野(国内法・政治学・経済学)の知識を用いつつ深く考察する。国際法的な物の考え方を身につけ、その限界と発展可能性を探る。
<到達目標>
・日々発生する国際紛争や国際法事象の動きを、国際法学の視点から理解できる。
・「国際法とは何か」という問いに対して答えられる学力を身につける。
・法律専門的分野の知見を活かし、国際法学の全体像を理解できる。
授業の概要 国際法の学習に必須の判例(国際司法裁判所や国内裁判所など)の内、基本判例と事例演習を取り上げ、「事実」「判旨」「解説」を整理するとともに、参考文献を用いて、当該事件・判例の意義を明確にする。受講生は、各領域毎の主要判例を選択し、国際法の学説と関連付けながら、その意義を報告し、全員で討論する。

授業の形態 演習は、受講生が報告し、参加者全員が質疑・討論することで、相互の理解を深める形式の授業である。1週間前に、プレゼンテーション用のレジュメを全員に配布する。参加者は、予めレジュメを読んだ上で授業に参加する。
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • はじめに 取り上げる判例の選定
  • 判例・解説・参考文献の調査
2
  • 国際法における判例・事例研究の意義
  • 判例・解説・参考文献の調査
3
  • 第1章 判例の紹介 国際社会と法
  • 判例・解説・参考文献の調査
4
  • 第2章 判例の紹介 国際法の法源
  • 判例・解説・参考文献の調査
5
  • 第3章 判例の紹介 条約法
  • 判例・解説・参考文献の調査
6
  • 第4章 判例の紹介 国際法と国内法の関係
  • 判例・解説・参考文献の調査
7
  • 第5章 判例の紹介 国際法の形成と適用と解釈
  • 判例・解説・参考文献の調査
8
  • 第6章 判例の紹介 国際法の主体ー国家
  • 判例・解説・参考文献の調査
9
  • 第7章 判例の紹介 国際法の主体ー準国家団体・国際組織・個人
  • 判例・解説・参考文献の調査
10
  • 第8章 判例の紹介 国家の基本的権利義務
  • 判例・解説・参考文献の調査
11
  • 第9章 判例の紹介 国家管轄権
  • 判例・解説・参考文献の調査
12
  • 第10章 判例の紹介 外交・領事関係法
  • 判例・解説・参考文献の調査
13
  • 第11章 判例の紹介 国家の国家責任
  • 判例・解説・参考文献の調査
14
  • 第12章 判例の紹介 国家領域
  • 判例・解説・参考文献の調査
15
  • 中間まとめ・受講生による研究報告
  • 判例・解説・参考文献の調査
16
  • 第13章 判例の紹介 海洋利用に関する国際法
  • 判例・解説・参考文献の調査
17
  • 第14章 判例の紹介 海洋利用に関する国際法
  • 判例・解説・参考文献の調査
18
  • 第15章 判例の紹介 その他の地域および空間
  • 判例・解説・参考文献の調査
19
  • 第16章 判例の紹介 国際法における個人
  • 判例・解説・参考文献の調査
20
  • 第17章 判例の紹介 人権の国際的保障
  • 判例・解説・参考文献の調査
21
  • 第18章 判例の紹介 人権の国際的保障
  • 判例・解説・参考文献の調査
22
  • 第19章 判例の紹介 国際経済法
  • 判例・解説・参考文献の調査
23
  • 第20章 判例の紹介 国際環境法
  • 判例・解説・参考文献の調査
24
  • 第21章 判例の紹介 国際紛争処理
  • 判例・解説・参考文献の調査
25
  • 第22章 判例の紹介 武力行使の規制
  • 判例・解説・参考文献の調査
26
  • 第23章 判例の紹介 平和と安全の維持
  • 判例・解説・参考文献の調査
27
  • 第24章 判例の紹介 武力紛争法
  • 判例・解説・参考文献の調査
28
  • レポートで取り上げる判例評釈の口頭発表
  • 判例・解説・参考文献の調査
29
  • レポートで取り上げる判例評釈の口頭発表
30
  • まとめ
準備学習 2年次に学修した「国際法1」と「国際法2」の内容を復習しておくこと。
日常発生する国際紛争について、ニュースを新聞等で把握しておくこと。
教科書 参加者が確定次第、使用する教科書を決定する。
参考文献 松井芳郎編『判例国際法【第2版】』東信堂、2010年
小寺彰ほか編『国際法判例百選【第2版】』(別冊ジュリストNo.204)、有斐閣、2011年
条約集(『ベーシック条約集』東信堂、『コンパクト学習条約集』信山社など)
成績評価方法・基準 各自の報告・まとめの仕方:25点、レポート:60点、出席点:15点

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
西井 正弘 通年 木曜日 5時限 4