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現在の場所: ホーム 担当教員 教務ユーザ Syllabus2013 国際法1

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科目名 国際法1 
担当教員 西井 正弘
授業の目的、または到達目標 国際関係法の中心的科目であり、国際社会の法制度を、歴史的発展過程を踏まえて、体系的に講義し、その現状と発展の可能性を考察する。
<学習目標>
・現代国際法の全体像を理解できる。
・個別の国際法問題に対し、どのような法規範が適用可能か説明できる。
・日本を含め、日々生じる国際紛争について、国際法に基づく主張を展開できる。
授業の概要 国際法の全体の内、基本構造、法源、条約法、国家の成立、国家の基本的権利義務、国家機関、国際機構、国家領域、国際化地域・空域・宇宙、海洋法の分野を取り上げる(国際法の他の分野は、国際法2で扱う)。扱う内容は広範かつ複雑であり、教科書の予習を前提として、受講生との質疑を取り入れつつ教科書の主要部分を中心に講義する。具体的な事例を取り上げるが、詳細は自学自修を要する。

授業の形態 扱う項目が多く、具体的な事件も多数に上るので、受講生の予習を前提とし、講義形式を基本とするが、相互の質疑応答により理解を深め、理解度を確認しつつ進める。
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • ・はじめに(国際法とは)  ・第1章 国際法の基本構造(1)
  • (毎回) 講義内容を、条約集や判例集で確認すること。
2
  • ・第1章(2) 国際法と国内法の関係
3
  • ・第2章 法源・慣習法
4
  • ・第3章 条約法(1)
5
  • ・第3章 条約法(2)-無効、終了、運用停止 ・第4章 国家の成立(1)-国際法の主体、国家と国際法
6
  • ・第4章 国家の成立(2)-国家承認、政府承認、国家承継   ・第5章 国家の基本的権利義務(1)-主権、国家平等
7
  • ・第5章 国家の基本的権利義務(2)-不干渉原則、国家管轄権、主権免除   ・第6章 国家機関(1)-特権免除を有する国家機関
8
  • ・第6章 国家機関(2)-外交・領事関係、外交使節団・領事機関の任務・特権
9
  • ・第7章 国際機構(1)-概念・歴史、法人格、組織構造、意思決定
10
  • ・第7章 国際機構(2)-欧州連合(EU)   ・第8章 国家領域(1)-領域の構造、領域の取得
11
  • ・第8章 国家領域(2)-領域紛争の解決基準、日本の領土問題   ・第9章 国際化地域
12
  • ・第9章 空域・宇宙空間   ・第10章 海洋法(1)-歴史、領海
13
  • ・第10章 海洋法(2)-海峡、群島水域、公海、排他的経済水域
14
  • ・第10章 海洋法(3)-大陸棚、深海底、海洋環境、紛争解決、展開
15
  • ・まとめ
準備学習 毎回、教科書の15~20頁に相当する内容を講義するので、事前に予習し、専門用語について、どのような概念をさすか、考えておくこと。予習せずに受講した場合は、理解が難しい。
教科書 『国際法[第2版]』浅田正彦編、東信堂、2013年
『ベーシック条約集 2013年版』田中則夫ほか編、東信堂、2013年
(いずれの教科書も、3年次開講科目「国際法演習」でも使用する)
参考文献 『国際法基本判例50』杉原高嶺ほか編、三省堂、2010年(「国際法演習」での教科書)
『判例国際法[第2版]』松井芳郎編、東信堂、2008年
その他、授業中に、参考書は提示する。
成績評価方法・基準 授業中の発言・発表 30%、小テスト・レポート 70%

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
西井 正弘 春学期 木曜日 5時限 2