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現在の場所: ホーム 担当教員 教務ユーザ Syllabus2013 自己の発見I(哲学)

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科目名 自己の発見I(哲学) 
担当教員 嵩原 英喜
授業の目的、または到達目標 〈汝自身を知れ!〉。この言葉から、ソクラテスによる知的な「自己」探求の営みがスタートしました。それは、真の意味での哲学の始まりでもありました。自分はいったい何者か、自分は何を知っているのか、自分が知っていると思っている自分は果たして本当の自分なのか、本当の自分とは何か……。「自己」をめぐるこれら様々の問いを、受講者全員が次から次へと問い掛けていくことにより、自分の生き方が問題になるのはどのようなときか、世界の事物や他者との関わりにおいてどのように構築されていくのかを、より根源的に、より明確に認識できるようになることを目指します。
授業の概要 「自己の発見への哲学的アプローチ」を、哲学の中の各分野に合わせて多様な側面から行います。まず、そもそも「考える」とはどういうことなのかを、「自己」との関係で「対話」をキーワードに探っていきます。次に、人の生き方に関わる倫理的な問題を、「遺伝子操作」や「脳死移植」といった生命倫理上のトピックスを通じて、より具体的に考察します。さらに、人間がどんな存在であるのかを、「作品」や動物などとの比較をとおして見つめていき、その中で自分がどこに位置づけられるのかを探究します。

授業の形態 受講者と教員との対話、受講者による記述と発表、グループディスカッションを中心に進め、時どき映像資料の視聴も行います。
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • 対話術的アプローチ ~そもそも「考える」とは何か?
2
  • 倫理学的アプローチ〈1〉 ~「遺伝子操作」と自己の責任
3
  • 倫理学的アプローチ〈2〉 ~「脳死移植」と自他関係
4
  • 倫理学的アプローチ〈3〉 ~嘘、功利主義、そして幸福
5
  • 芸術学的アプローチ ~作品、ことば、そして自己
  • 中間レポートの提出
6
  • 人間学的アプローチ ~神や動物と異なる人間としての自己
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教科書 プリント資料を配布します。
参考文献 各回のテーマに合わせて適時紹介します。
成績評価方法・基準 平常評価(毎回の授業への取り組みと用紙の記入・提出、1回の中間レポートの提出)で40%分、学期末レポート評価で60%分にて行います。

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
嵩原 英喜 春学期 金曜日 5時限 a 3
嵩原 英喜 春学期 金曜日 5時限 b 3
嵩原 英喜 秋学期 金曜日 5時限 c 3
嵩原 英喜 秋学期 金曜日 5時限 d 3