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科目名 進路指導の実際 
担当教員 村上 晃美
授業の目的、または到達目標 「学校の勉強は、将来役に立つか」、「人は何のために働くのか」などと生徒に問われたら、教師としてのあなたはどう答えますか。また、自分自身の個性や“生き方”をあなたはどう把握していますか。
進路指導はもとより教師のすべての仕事の基礎・基本となっているこのような問題に真剣に向き合える力量を高めるとともに、進路指導に取り組むために必要な基本的な知識等-校務分掌の在り方、指導計画の作成、生徒理解の在り方、進路情報資料の整備活用、“生き方”指導など-を身につけられたらと思います。
授業の概要 近年15歳~24歳の若者の失業率が全年齢平均に比べて急上昇し、若年層の雇用状況は“就職氷河期”と言われるほど悪化しているが、高校・大学等を卒業後就職しても早期に離・転職を繰り返す者が依然として多いと言われています。また高校に進学した生徒の中には、学業や生活に目的を見出せず、学校生活不適応に陥って、退学したり、原級留置となったりする者も少なくなくありません。これらの問題の要因は社会・経済等多岐にわたるが、学校の進路指導の在り方がその重要な要因の一つであると指摘されています。
授業では、中学校を中心にこ

授業の形態 講義を中心に進めますが、テーマに応じ討論やディベート、視聴覚教材活用の場を設けます。
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • 第1回 ◆ 教員採用試験と教職課程 ◆ 教職専門課程の学び方 ◆ 教職専門課程「進路指導の実際」の授業の進め方、学び方
2
  • 第2回 ◆ 中高生の進路の考え方と指導の実際 ◆ 進路指導とは何か
3
  • 第3回 ◆ 「働くとは」どういうことか ◆ 若者の職業観、勤労観を育む教育
4
  • 第4回 ◆ 人生と勤労、生きることと勤労 ◆ キャリア教育と進路指導
5
  • 第5回 ◆ 学制の皆さんは自分の進路をどのように選択してきたか ◆ 自分の進路選択とキャリアデザイン
6
  • 第6回 ◆ 戦後日本の経済成長と日本型雇用形態 ◆ 「終身雇用」と「年功序列」
7
  • 第7回 ◆ 21世紀社会の進路選択と日本産業界の雇用形態 ◆ 実力主義、成果主義と進路指導
8
  • 第8回 ◆ 戦後中高等学校の進路指導とその変遷 ◆集団就職と「金の卵」
9
  • 第9回 ◆ 進学率の上昇と受験競争の過熱化 ◆ 偏差値の重視と進路指導
10
  • 第10回 ◆ 学習指導要領と進路指導 ◆ 進路指導を充実させるためのキャリアデザインとは
11
  • 第11回 ◆ 学校の教育目標に沿った進路指導 ◆ 特別活動、学校行事の作成に創意工夫を生かしたキャリア教育の視点  
12
  • 第12回 ◆ 「自分に気付き」、「自分を社会に生かすキャリアデザインの作成&◆ 学級活動と進路情報の収集
13
  • 第13回 ◆ 生徒一人一人の社会的、職業的自立に向け、基盤となる能力や態度を育てる&◆ 学校教育目標を達成するための教職員全員の取り組み
14
  • 第14回 ◆生徒のキャリア目標を達成するための進路指導主事の果たす役割とは&◆ 生徒がキャリア目標をスムースに達成できるようにするための進路指導と支援活動の取り組み
15
  • 第15回 ◆ 生徒の「キャリア発達」を支援するための教師の役割 ◆ 教師自らの「キャリア発達」を目指すキャリアデザインの作成
準備学習 発表、討論等の課題については、図書館で調べたり、あらかじめ考えてくる。
教科書 なし
参考文献 授業中に適宜紹介する
成績評価方法・基準 出席50%、 発表・発言等30%、  課題(数題)の提出20%

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
村上 晃美 秋学期 木曜日 2時限 2