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現在の場所: ホーム 担当教員 教務ユーザ Syllabus2012 メディアの公共性

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科目名 メディアの公共性 
担当教員 佐々木 邦義
授業の目的、または到達目標 新聞・TVからネット上のソーシャルメディアまで、現代のメディアにおけるプライバシー、自主規制、法規制、表現の自由などの諸問題を「公」と「私」の観点から、分析、検討する。
多様で大きな影響力をもつメディアのもたらす問題について分析できる視点を得つつ、「公」と「私」の相互作用性について、批判的に考察できるようになる。
授業の概要 世はツイッターやブログ、動画投稿サイトなどのソーシャル系メディア全盛だ。一方で既存の新聞や雑誌は多くの読者を失い、テレビは視聴率を下げ、公共性の担い手として陰りが目立つ。そんな中、言論公共空間を維持・発展させる上で、ますます重視される「私」の「公」(社会的役割)はどうあるべきか、について皆さんと共に探りたい。

授業の形態 ビデオを随時使った講義を主とするが、活発な討議や質疑を期待する。
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • 数字が語る、苦悩する日本の伝統的メディア
2
  • 新聞・テレビ・言論人の座標軸
3
  • 震災と原発事故。「発表報道」とメディアの公共性
4
  • 危機管理とメディアの役目
5
  • 公共財としての役割忘れたテレビ局
6
  • 政治と官僚と報道機関の複合体。中立という幻想
7
  • マスコミ情報と人権・報道被害
8
  • 情報操作で踊らされる戦争報道
9
  • デジタル化がもたらす知の公共空間
10
  • ソーシャルメディア、その活力と倫理の相克
11
  • 瀕死の雑誌ジャーナリズム
12
  • 調査報道こそ既存メディアが生き残る道
13
  • メディアに対する世論と政治的、公的規制の圧力
14
  • 編集・報道の自由と経営者責任
15
  • 第15週 まとめ。メディアの公共性を高め、鍛え育てるのはあなただ
準備学習 日ごろから新聞、テレビ、雑誌類の報道に十分な目配りを。
教科書 授業中に適宜プリントを配布する。
参考文献 『ジャーナリズムの可能性』(原寿雄、岩波新書、2009年)
『官報複合体』(牧野洋、講談社、2012年)
成績評価方法・基準 期末レポート(70%)、出席度(10%)、授業中の小テスト(10%)、授業への参加度(10%)から総合的に判断する。

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数