文書操作
科目名 | 聖書と世界 |
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担当教員 | 梶原 直美 |
授業の目的、または到達目標 |
旧約聖書からは、そこに見られる神概念とそのなかで生きる人々のあり方を通して超越者との関わり方を学び、それによって聖書全体のメッセージをより深く理解する土台を構築する。新約聖書からは、イエスという人物の生涯をたどるなかで、聖書の語る愛、恐れ、勇気、絶望、平和などを学ぶ。これら聖書全体を履修者自身が自己の実存的立場で捕えることによって、自己が根底から問われる体験が生起することを期待する。そして、そこに、相対化された自己が、愛、希望、信頼をもって再構築されることを目指す。 |
授業の概要 |
なぜ聖書が存在し、なぜイエスが生まれ、そこにどんな意味があるのか―この問いかけのもと、新約聖書を貫く重要な意味を、歴史を遡って旧約聖書から学ぶ。 旧約聖書のなかではとくにイスラエル民族に焦点を当て、人間のあり方と超越者に対する態度について考察し、現在のわれわれに対する洞察を得る。 キリスト教は、ユダヤ教が存在する世界に誕生し、迫害を経験しながらも多くの信徒数を数えるに到り、現在も世界への多大な影響力を有している。ただしそれは結果であり、その現状を生み出した根本は、イエスという人物、またその正典たる聖書の内容にある。授業では、イエスという人物の生涯について記されている新約聖書の福音書、なかでもおもに「マタイによる福音書」から学ぶ。具体的にはイエスの言動に関する解釈例などをとおして、それらと自らとの関連性を問いつつ、この人物への理解を深め、聖書の人間理解に接近する。 |
授業の形態 |
おもに講義によるが、質疑応答によって内容を確認する。 |
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時間割 | 概要 | 宿題(予習・復習等) | |
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準備学習 |
授業内容が広範囲にわたるため、授業終了後は必ずノートに目を通し、その都度疑問について調べ、整理しておくこと。自発的な学習に期待する。 |
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教科書 |
『聖書』(新共同訳)。授業には毎回必ず持参すること。 |
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参考文献 |
授業中に指示する。 |
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成績評価方法・基準 |
筆記試験(55%)、チャペル出席(15%)、レポート(30%)。詳細については、授業初日のガイダンスのさいに説明し、印刷物を配布する。 |
時間割
担当教員 | 開講学期 | 開講曜日 | 開講時限 | 履修クラス | 単位数 |
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梶原 直美 | 春学期 | 月曜日 | 4時限 | b | 2 |
梶原 直美 | 春学期 | 金曜日 | 3時限 | a | 2 |