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現在の場所: ホーム 担当教員 教務ユーザ Syllabus2011 言語と文化

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科目名 言語と文化 
担当教員 大原 始子
授業の目的、または到達目標 コミュニケーションには、言語運用能力と言語理解能力が必要だとされる。前者は、文法、音の習得に関するもので、後者は、話し相手の文化的背景や会話の仕組みの違いに関する知識の習得ということになる。
この授業は、言語運用能力の支えとして不可欠な言語理解能力を養うことを目的とする。
《具体的な目標》
・言語の影の多様な文化的背景の存在を知る
・多くの事例を通して言語と文化の深い関係を学んでいく
・同じ事象・心理が言語によりどのように表現されるかを知る
授業の概要 言語と文化は、一見、取り組みやすそうであるが、かなり抽象的な概念である。授業では、語用論(人は特定の状況下でどのような言語形式を選択するか)の観点から、日本語と英語などを例に、発話の構成・敬意表現・含意と、文化の関係をサンプルを通して概観していく。

授業の形態 テーマに沿って講義を進め、ビデオ視聴、レポート発表などを行う。受講者数によっては、ゼミ(演習)形式を取る。
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • 言語と文化に関わる研究、文化とは何か
2
  • 語彙に見る文化
3
  • サピア=ウォーフの仮説
4
  • 若者ことばと文化
5
  • 「若者に見られるアクセントの平板化」ビデオ視聴
  • レポート作成
6
  • レポート発表とディスカッション
7
  • 高コンテキスト文化(言語)と低コンテキスト文化(言語)
8
  • 言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション
9
  • 含意と文化
10
  • 日本語と英語の敬意表現の違い
11
  • 日本語の敬語体系
12
  • スピーチ・物をすすめる・ほめる~日本とアメリカの違い
13
  • アイデンティティと言語選択
14
  • 民族と言語アイデンティティ
15
  • 復習とまとめ
準備学習 配布するハンドアウトをよく読むこと。
参考文献 『シンガポールの言葉と社会』(三元社) 大原始子著
適宜示す。
成績評価方法・基準 学期末試験(90%)、レポート(10%)によって評価するが、授業中の質問への回答内容も加味する。
レポートの提出は、必須で試験を受けるための条件となる。

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
大原 始子 春学期 火曜日 5時限 2