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科目名 紛争の構造 
担当教員 饗場 和彦
授業の目的、または到達目標 国際社会における平和と戦争について問題意識を持ち、政治学や国際政治学、国際協力・平和構築などの理論と実践についても考察します。
<学習目標>
1 国際社会の仕組みや特徴、原理などが説明できる。
2 戦争や紛争が起きる要因などについて説明できる。
3 日本の過去の戦争や世界の紛争の現実について説明できる。
4 紛争や戦争を防止する仕組みや考え方などが説明できる。
5 平和を構築する方途や考え方などが説明できる。
6 多面的で、自立した、論理的な思考ができる。
授業の概要 冷戦の終結後、私たちは「これで平和な世界が来る」と一時期、ユーフォリア(幸福感)に包まれました。しかしその後私たちが見たのは、イラクのクゥエート侵攻、ユーゴスラビアの民族浄化、ルワンダの大量殺害であり、そして9・11テロでした。授業ではどこで、どんな紛争があり、その原因や構造は何なのか、そして関連する様々な観点を多面的に考えます。同時に、こうした紛争が起きる「国際社会」というものについて、その構造や本質を理解します。

授業の形態 基本的に講義形式。随時、ビデオやスライドを活用する。
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • 導入-いかに私たちは世界を知らないか:アフリカの惨状
  • その都度、指示する
2
  • 国際社会の特徴、原則-国内社会とどう違う?弱肉強食の世界か(その1)
  • その都度、指示する
3
  • 国際社会の特徴、原則-国内社会とどう違う?弱肉強食の世界か(その2)
  • その都度、指示する
4
  • 国連と集団的安全保障-どうやって平和を守るか(その1)
  • その都度、指示する
5
  • 国連と集団的安全保障-どうやって平和を守るか(その2)
  • その都度、指示する
6
  • 民族紛争(ルワンダ、旧ユーゴなど)-東京・大阪間でも起きる?(その1)
  • その都度、指示する
7
  • 民族紛争(ルワンダ、旧ユーゴなど)-東京・大阪間でも起きる?(その2)
  • その都度、指示する
8
  • 9・11テロとアメリカ-NYで感じた「やっぱり」(その1)
  • その都度、指示する
9
  • 9・11テロとアメリカ-NYで感じた「やっぱり」(その2)
  • その都度、指示する
10
  • 靖国問題と日本の戦争-多面的でバランスある見方をしよう(その1)
  • その都度、指示する
11
  • 靖国問題と日本の戦争-多面的でバランスある見方をしよう(その2)
  • その都度、指示する
12
  • ファシズムは市民が招く-『茶色の朝』が伝えること(その1)
  • その都度、指示する
13
  • ファシズムは市民が招く-『茶色の朝』が伝えること(その2)
  • その都度、指示する
14
  • 紛争と報道-メディアリテラシーの重要性(その1)
  • その都度、指示する
15
  • 紛争と報道-メディアリテラシーの重要性(その2)
  • その都度、指示する
準備学習 配布された文献、資料を読んでくること
教科書 特に指定しない。毎回配布するレジュメや資料に沿って進める。
参考文献 たとえば以下の書籍など。
1.高柳先男『戦争を知るための平和学入門』筑摩書房、2000年、1200円
2.『新国際関係学がわかる。(AERA Mook)』朝日新聞社、1999年、1050円
3.石弘之『子どもたちのアフリカ』岩波書店、2005年、1700円
4.池上彰『そうだったのか!現代史』集英社、2000年、1700円
5.津守滋『地球が舞台―国際NGO最前線からの活動報告―』勁草書房、2002年、2800円
6.『グローバル時代の平和学・1~4巻』法律文化社、2004年、各2500円
7.松村高夫・矢野久『大量虐殺の社会史-戦慄の20世紀』ミネルヴァ書房、2007年、4725円
成績評価方法・基準 期末に提出するレポートと平常点で評価する。レポートの評価の基準は、1. 授業中の説明に対する理解、2.論理的な思考、3.自分で本や資料を調べた内容、4.レポートの条件(字数、締め切 り、参考文献の明記、引用・参照の仕方、インターネットのコピペや本の丸写しは不可)を満たしていること。また、授業の取り組み方や出席状況などを平常点として評価する。全体の評価の比率は、おおむねレポート50%、平常点50%。

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
饗場 和彦 秋学期 火曜日 7時限 2