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現在の場所: ホーム 担当教員 教務ユーザ Syllabus2010 生と死の理解(いのちの教育)

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科目名 生と死の理解(いのちの教育) 
担当教員 梶原 直美
授業の目的、または到達目標 広い視野のなかで各自の死生観を形成するとともに、「生」と「死」を現実のものとして受け止め、考え、それを尊ぶ姿勢を身につける。
授業の概要 わたしたちの誰もが、間違いなく生と死の両方を経験する。絶対に無関係ではあり得ないにも拘らず、生とは何か、死とは何か、という問いに答えることは非常に難しい。情報技術の発達した現代、様々に溢れる仮想空間のなかで、いのちのリアリティが薄れ、軽視されがちになってきていることが指摘される。生きている実感を感じられない閉塞感のなかで、それでも多くの人が前を向いて生きようとしている。神からひとつだけ与えられたこの「生」を、わたしたちはどのように生き、「死」をどのように迎えるのか。この授業では、現代の課題を題材としながら、生と死について正面から向き合い、幅広く考える。

授業の形態 各テーマを中心に、講義とディスカッション、またケースワークを取り入れながら進行する。毎回の授業には、予備知識の整理と問題意識の形成のために、印刷物を配布する。以後の授業においては必ずそれらを持参すること。最終的には自己の定めたテーマについて論文を完成させるが、学期の最後にはその中間発表を予定している。
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • ガイダンス、「いのち」に関する意識調査、および具体的事柄と問題点について  
  •  
2
  • 生について:基本事項の整理~細胞、遺伝子、および人間のからだに関する理解  
  •  
3
  • 生について:いのちとは何か1 ~ 人間のいのちの誕生、「いのちの始まり」考  
  •  
4
  • 生について:いのちとは何か2 ~ 生体の自然とクローニングについて  
  •  
5
  • 生について:いのちとは何か3 ~ 出生前診断と代理母出産をめぐって  
  •  
6
  • 生について:いのちとは何か4 ~ 多様な生のあり方と問題点、「いのちの質」考  
  •  
7
  • 生について:いのちとは何か5 ~ ケーススタディ  
  •  
8
  • 死について:いのちとは何か6 ~ 死とは何か
  •  
9
  • 死について:いのちとは何か7 ~ 脳死と臓器移植
  •  
10
  • 死について:いのちとは何か8 ~ 安楽死と尊厳死 
  •  
11
  • 死について:いのちとは何か9 ~ ケーススタディ  
  •  
12
  • 死について:いのちとは何か10~いのちを脅かすもの
  •  
13
  • 論文中間発表 
  •  
14
  • 論文中間発表 
  •  
15
  • 総括:いのちとは
  •  
準備学習 毎回の授業の前後には、基本的な知識を整理しておくこと。
教科書 特に定めない。毎回、配付物を参照する。
参考文献 授業中に提示する。
成績評価方法・基準 授業参加(出席・発言)20%、中間発表(30%)、論文(50%)による。

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
梶原 直美 秋学期 水曜日 5時限 2