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現在の場所: ホーム 担当教員 教務ユーザ Syllabus2010 ナショナリズムと国際社会

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科目名 ナショナリズムと国際社会 
担当教員 金 友子
授業の目的、または到達目標 1)ナショナリズムを論じるさいに必要となる諸概念についての正確な理解を得る。
2)現代社会においてナショナリズムがどのような機能を果たしているのかを自分の言葉で語れるようになる。
授業の概要 グローバル化の影響により国境の壁が低くなり、国民国家はもはや力を失っていくと思われたが、実際にはそうではない。冷戦終結後に表面化した国際(ないし民族)紛争、先進諸国における移民排斥の動きなど、現代社会が直面している問題を考えるさいに、「国民」「民族」「国民国家」などは重要なファクターとなっている。
 本講義では、ナショナリズムというキーワードをもとに、現代世界におけるさまざまな「コンフリクト」を検討していく。まず、ナショナリズムおよび関連の概念を確認する。次に、いくつかの事例を通してナショナリズムがどのように現象するのかを概観する。これらを通して、ナショナリズムの多様なあり方にたいする知見を深めていく。

授業の形態 講義
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • イントロダクション
2
  • さまざまな「ネイション」観
3
  • 国民国家の登場
4
  • 民族自決(1) 関連の映像を視聴
5
  • 民族自決(2)
6
  • グローバル化とナショナリズム(1)
7
  • グローバル化とナショナリズム(2)
8
  • 歴史的記憶とナショナリズム
9
  • ジェンダーとナショナリズム
10
  • マイノリティとマジョリティ
11
  • 遠隔地ナショナリズム
12
  • 「国」を愛するということ
13
  • 国家とアイデンティティ
14
  • ナショナリズムと人種主義
15
  • まとめ
準備学習 指定または配布された文献・資料を読む。
興味のあるテーマに関するリサーチをする。
日常的に新聞を読む。
教科書 塩川伸秋(2008)『民族とネイション』岩波書店
参考文献 大澤真幸編(2002)『ナショナリズムの名著50』平凡社
その他のものについては講義の中で紹介する。

成績評価方法・基準 授業参加度(発言、コメントシート等)20%、中間レポート等の提出物20%、学期末試験または学期末レポート60%。

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
金 友子 春学期 火曜日 5時限 2