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科目名 社会言語学 
担当教員 大原 始子
授業の目的、または到達目標 授業では、世界や日本の事例を通して、社会言語学の基本的な考え方を学んでいく。最終的に、言語が社会的要因やアイデンティティと関わって多様に存在することを知る力や、日常使われている日本語に対する敏感さと外国語への柔軟さを身につけることを目指していく。
授業の概要 言語は、居住地域、世代、男女、職業、民族といった属性と関連してさまざまな姿を現す。社会言語学はこれら「生きたことば」の存在や変化の方向を扱う学問分野である。授業では、いろいろな国の言語と英語の有り様、言語政策などを紹介し、アジア各国で話される生の英語を聞いていく。

授業の形態 テーマに沿って講義をし、毎週世界各地の英語の音声を聞いていく。加えて、ビデオ視聴、レポート発表などを行う予定。受講人数によっては、テーマを絞り、ゼミ(演習)形式にする。
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • オリエンテーション:社会言語学とはどのような学問か
2
  • 世界の英語~World Englishes という概念 言語と方言
3
  • 標準語・公用語・国語・国家共通語
4
  • 世界の公用語・国語、母語と英語の関係
5
  • 日本における英語の第二公用語論
  • レポート作成
6
  • レポート発表・ディスカッション
7
  • 世界の英語~英国:社会階層差
8
  • 世界の英語~アメリカ:社会階層差
9
  • 世界の英語~カナダ・オーストラリア
10
  • 世界の英語~アジア
11
  • バイリンガル(二言語使用)・マルチリンリンガル(多言語使用)社会
12
  • 多言語社会と教育~アメリカ・カナダ・オーストラリア
13
  • コード・スイッチング(言語の切り替え)
14
  • 民族と言語アイデンティティ、言語選択
15
  • 復習とまとめ
準備学習 次週の授業で扱う、社会と言語に関する英語小論文の読解。
教科書 『社会言語学への招待』(ミネルヴァ書房)田中春美著
参考文献 『シンガポールの言葉と社会』(三元社) 大原始子著
『小学生に英語を教えるとは?-アジアと日本の教育現場から』(めこん社) 河原俊昭編

成績評価方法・基準 学期末試験(90%)、レポート(10%)によって評価するが、授業中の質問への回答内容も加味する。
レポートの提出は、必須で試験を受けるための条件となる。

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
大原 始子 春学期 木曜日 7時限 2