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現在の場所: ホーム 担当教員 教務ユーザ Syllabus2009 言語と社会

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科目名 言語と社会 
担当教員 大原 始子
授業の目的、または到達目標 言語の形式は一つだけではなく、社会的要因やアイデンティティと関わって、多様に存在する。これを認識し理解する力は、外国語の運用能力に欠かせないものである。さまざまな研究やデータに触れながら、身の回りの「生きたことば」を敏感に捉える力を身に着け、外国語の高い運用能力の習得の基盤作りを目標とする。
授業の概要 言語は、居住地域、世代、男女、職業、民族といった属性と関連してさまざまな姿を現す。この姿を言語変種と呼び、授業では、いろいろな言語社会のデータを用いて、言語変種の存在と変化の方向、言語接触、言語政策などの研究を紹介し、言語について広い視点から考えていく。

授業の形態 テーマに沿って講義とビデオ視聴を行う。そこで学んだ理論や研究データを参考に、学期中に一度レポートの作成をする。
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • オリエンテーション:言語を通して見る社会・社会を通して見る言語
  •  
2
  • 世界の言語と方言、方言の標準化プロセス
  •  
3
  • 公用語・国語・国家共通語
  •  
4
  • 多言語社会の言語政策と公用語
  •  
5
  • 「日本における英語の第二公用語化」のビデオ視聴
  • レポート作成
6
  • レポート発表とディスカッション
  •  
7
  • World Englishesとは
  •  
8
  • 言語使用と言語意識、コード・スイッチング
  •  
9
  • 言語使用の世代差
  •  
10
  • 「若者ことばに見られる変化」ビデオ視聴
  •  
11
  • 日本語と英語の敬意表現
  •  
12
  • 敬意表現~相手、場面による言語使用
  •  
13
  • ポライトネス(丁寧表現)とは
  •  
14
  • 民族アイデンティティと言語
  •  
準備学習 初めて接する学問領域なので、次週のテーマについてあらかじめテキストに目を通しておくこと。レポート作成のために日常から身の回りの言語に敏感であることが望まれる。
教科書 『社会言語学への招待』(ミネルヴァ書房) 田中春美等編
参考文献 『新世代の言語学』(くろしお出版) 飯野公一等編
『ことばとアイデンティティ』(三元社) 小野原信義・大原始子編

成績評価方法・基準 学期末試験(85%)レポート(10%)、授業中に課すテーマへのコメント(5%)によって総合評価するが、授業中の質問への回答内容も加味する。
レポートは試験を受けるための条件となるので、指定日に必ず提出しなければならない。


時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
大原 始子 春学期 金曜日 7時限 2