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現在の場所: ホーム 担当教員 教務ユーザ Syllabus2009 サラワクの先住民族

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科目名 サラワクの先住民族 
担当教員 荒川 共生
授業の目的、または到達目標 国際社会がグローバル化する中で、サラワクの先住民族を切り口に、先住民族を取り巻く事象について知識と問題意識を深める。また先住民族の抱える課題と自分たちとの関係性を考え、どのように向き合っていくのか、自分のありの考え方、視点を持つ。
授業の概要 赤道直下のボルネオ島北部に位置するマレーシア・サラワク州には、多くの先住民族が独自の文化を保ちつつ、熱帯林に依存して暮らしている。しかしその豊かな熱帯林で大規模なアブラヤシ・プランテーション開発や森林伐採が行われ、環境破壊とともに、森に生きる先住民族の人権が侵害されている。この授業では国家の開発政策のみならず、国際社会のグローバル化や私たちの経済活動が、先住民族の基本的人権や生活基盤にどのような影響を与えているのか、サラワクの先住民族を切り口に考える。同時に、先住民族が抱える課題の解決に向けてどのような取り組みがなされているのかを学び、私たち自身がこの問題にどう向き合っていくのかを考える。

授業の形態 講義とワークショップを交え、参加型の学習方法ですすめる
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • イントロダクション〜サラワクについて、先住民族について〜
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2
  • ベーシック・ヒューマン・ニーズについて、先住民族の定義
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3
  • マレーシアについて〜多民族社会が抱える課題〜
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4
  • サラワクについて〜その成り立ちと環境〜
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5
  • サラワクの先住民族〜熱帯林に暮らす知恵〜
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6
  • 受け継がれる先住民族の知恵とその存続
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7
  • 熱帯林と私たちの暮らし
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8
  • サラワクの先住民族が抱える課題1〜熱帯林伐採〜
  •  
9
  • サラワクの先住民族が抱える課題2〜アブラヤシ・プランテーション開発1〜
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10
  • サラワクの先住民族が抱える課題2〜アブラヤシ・プラ
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11
  • サラワクの先住民族が抱える課題2〜アブラヤシ・プランテーション開発3〜
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12
  • サラワクの先住民族が抱える課題2〜ダム開発〜
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13
  • グローバル化とサラワク先住民族〜私たちの暮らしと世界のつながり〜
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14
  • 課題解決に向けてのアクション
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準備学習 必要に応じて行う
教科書 未定
参考文献 「サラワクの先住民」 イブリン・ホン著 法政大学出版局 1989
「モノのこし方ゆくすえー市民の調査研究」 京都自由学校編 2001
「森の食べ方」 内堀基光著 東京大学出版会 1996
「熱帯雨林からの声」 ブルーノ・マンサ著 野草社 1997
「熱帯雨林とサラワク先住民族」 竹内直一編 明石書店 1993

成績評価方法・基準 評価の比率:期末レポート 65% 授業への参加度30% 振り返りシート5%
期末レポートおよび授業への参加度で評価する基準は 1.テーマについての理解 2.授業で発言やワークショップへの参加度 3.学んだことを自分の表現でアウトプットすること
関連リンク 「サラワクの森・街・ひと」
http://orange.zero.jp/kyosei.mc1/

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
荒川 共生 秋学期 木曜日 5時限 2