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現在の場所: ホーム 担当教員 教務ユーザ Syllabus2009 質的調査法

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科目名 質的調査法 
担当教員 川崎 千加
授業の目的、または到達目標 インタビュー調査の構築、記録、データの解釈などの実践と講義を通して質的調査法の特性を理解すること。
授業の概要 質的調査は調査者と調査対象者の相互作用によって人々の生身の声を収集し、その対話から社会の諸現象や問題の本質を読み取る調査である。この授業では代表的なインタビュー調査による研究を紹介すると共に、インタビュー調査の方法、質的データの記録と分析について実践的に学ぶ。

授業の形態 講義と演習(LMSも利用)
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • 質的調査法とは
  • 問題意識の形成(日頃問題と感じていること、ぜひ調査してみたい人々の意識)
2
  • さまざまな質的調査法
  • 調査テーマ、調査目的を考える
3
  • アクティブ・インタビューの方法(聞き取ると言う行為)
  • 仮説、表題の決定
4
  • インフォーマント(調査対象者)の選択
  • 調査法、調査時期、調査地域の選択
5
  • 調査における倫理・マナー
  • 面接の依頼文を書く
6
  • シナリオの作成(半構造化インタビュー)
  • 質問内容を考える
7
  • 調査の記録(フィールド・ノーツ・録音)
  • 調査者・調査日時の決定
8
  • 文献調査(事前調査)
  • 関連文献の収集
9
  • インタビューの留意点・ラポールの形成
  • 関連文献からの情報の記録
10
  • 調査データの収集と記録
  • 調査データの文字化
11
  • 調査データの分析1 コーディング
  • 調査データの分析(一部)
12
  • KHcoderの活用
  • 最終アウトラインの作成
13
  • 調査レポートの書き方
  • 調査の概要作成
14
  • プレゼンテーション
  • レポートの作成
準備学習 「情報の理解と活用」の調査手法及び「社会調査法」の社会調査概念の理解
教科書 適宜プリントにて配布する
参考文献 Flick, U.(2002). Qualitative Forschung.1995. 小田博志・山本則子・春日常&宮地尚子訳.質的研究入門:人間の科学のための方法論.東京:春秋社.
ハイナー,N.S. (1997).ホテル・ライフ.田嶋淳子訳.東京:ハーベスト社.
北澤毅&古賀正義.(2008).質的調査法を学ぶ人のために.京都:世界思想社.
桜井厚.(2002).インタビューの社会学:ライフストーリーの聞き方.東京:せりか書房.
桜井厚&小林多寿子.(2005).ライフストーリー・インタビュー:質的研究入門.東京:せりか書房.
佐藤郁哉.(2002).フィールドワークの技法:問いを育てる、仮説をきたえる.東京:新曜社.
佐藤郁哉.(2006).フィールドワーク:書をもって街へ出よう.増訂版.東京:新曜社.
鈴木淳子.(2005).調査的面接の技法.第2版.京都:ナカニシヤ出版.
谷富夫. (1999).ライフ・ヒストリーを学ぶ人のために.京都:世界思想社.
好井裕明.(2006).「あたりまえ」を疑う社会学:質的調査のセンス.東京:光文社.

成績評価方法・基準 Worksheet 20% フィールドワーク・授業態度20% 最終レポート60%

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
川崎 千加 秋学期 木曜日 7時限 2