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現在の場所: ホーム 担当教員 教務ユーザ Syllabus2009 生徒指導の実際

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科目名 生徒指導の実際 
担当教員 西垣 秀雄
授業の目的、または到達目標 生徒指導では、生徒と教師の関係を越えた人間と人間の対峙であり、それは教師自身の人間としての在り方生き方や全人格が問われていることを考察する。その上で教師としての在るべき資質の向上と指導法の力量を高めることを目標とする。
授業の概要 生徒指導は、教育の目的を達成するための教育的な機能と方法の一つである。そこで先ず、教育の目的に沿って生徒指導の目指すものを明確にしなければならない。その上で、生徒の「個性を生かす」個性化の指導と「社会性を身に付ける」社会化の指導が要請される。この両指導のバランスが崩れたとき、生徒の人間形成 に大きな影響を及ぼす。現在、急激な社会変化、政治への不信、経済の悪化等による将来の不安感が国民の間で蔓延する中で、それに主体的に対処できない生徒達に未来に対して希望や展望を持ち得なくしている。一方進路指導が進学指導に片寄らざるを得ない苛酷な受験競争の状況は一向に緩和されそうにない。多数の生徒達が欲求不満や心的葛藤に苦しみ、時には問題行動として顕在化している。こうした状況の下で今こそ積極的な生徒指導が望まれている。生徒達の現状を、その育って来た家庭や社会の背景を考慮して的確に把握し、それに基づいて教師間で十分な意思疎通を図りつつ統一した指導の内容や方法を具体的に作成する。生徒指導が一番成果を上げるのは、生徒と教師の信頼関係が確立している時である。信頼関係の確立は、何よりも教師自身の人間性、即ち教師自身の人間としての在り方生き方や未来への明るい展望を持って生徒に対しているかどうかに掛かっている。 

授業の形態 生徒指導の理論と事例による講義とそれに基づいて教師という立場からの考察と討議を行う。更に講義時にミニレポートを求め、内容によって各講義の展開にも供する
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • はじめに 講義のガイダンス、教育実習の報告と討議
  •  
2
  • 昨年度の講義の復習
  •  
3
  • 教育の目的と生徒指導
  •  
4
  • 生徒指導の目的と意義
  •  
5
  • 生徒指導の内容と方法
  •  
6
  • 生徒理解の方法
  •  
7
  • 懲戒と体罰
  •  
8
  • 問題行動
  •  
9
  • 思春期の対応(第1章)
  •  
10
  • 思春期の対応(第2章)
  •  
11
  • 思春期の対応(第3章)
  •  
12
  • いじめについて
  •  
13
  • 不登校について
  •  
14
  • おわりに 生徒指導のまとめと今後
  •  
準備学習 講義時に出す課題を調べて来ること
教科書 「思春期の子どもと向き合うために」 文部科学省編集 株式会社ぎょうせい
参考文献 授業中に紹介する図書

成績評価方法・基準 毎講義時に出す講義内容についてのミニレポート 約50% 生徒指導だよりの作成(冬休みの課題)約30% 授業参加度(出欠、遅刻、態度等) 約20%

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
西垣 秀雄 秋学期 火曜日 7時限 2