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現在の場所: ホーム 担当教員 朴 賢淑 Syllabus2019 キリスト教の歴史と文化

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科目名 キリスト教の歴史と文化 
担当教員 朴 賢淑
授業の目的、または到達目標 ・主にヨーロッパの芸術(建築、美術、音楽)などを通して、歴史におけるキリスト教の遺産について理解を深める。
・ヨーロッパのキリスト教とその教会について理解を深めることができる。
・日本におけるキリスト教の宣教とその遺産を知る。
授業の概要 ①世界史をキリスト教とその遺産を通して概観する。②各時代を生きた人々とその遺産を通して、各時代の潮流を考察すると共に、③「キリスト教宣教が目指すものとは何か」について考察する。

科目群/ベンチマーク GEN2901 (715生以前)・ GEN2050 (716生以降)
授業の形態 主に学生と教師による発言、プレゼン発表と討議の形式で行われる。
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • 【プロローグ】1,イスラエルの宗教と旧約聖書 ②キリスト教の成立:イエスが生まれた世界、イエス・キリスト、使徒たち
  • 次回授業範囲の予習(50分)
2
  • 【キリスト教の発展と中世】1,3~5世紀:東方と西方の教父たち、ゲルマン民族への布教 ②5~15世紀:ビザンティン帝国(東ローマ帝国と東方正教会)③10~12世紀:ローマ・カトリック教会とロマネスク様式(西ヨーロッパ、ローマ・カトリック教会の建築形式)
  • それぞれが担当したテーマや人物について調べ、レジュメを作成、プレゼン発表をすることが要求される(180分)。
3
  • 11~13世紀【ヨーロッパ中世の文化】教皇と皇帝の対立、十字軍戦争、教皇権の動揺と異端問題 
  • 課題提出。授業範囲のテキスト予習および、関連文献の精読(40分)
4
  • 12~16世紀【ゴシック様式について】
  • 課題提出。次回授業範囲の予習(50分)
5
  • 15~16世紀【イタリア(フィレンチェ)とルネサンス(文芸復興)】
  • 課題と授業範囲の予習および資料調査(50分)
6
  • 16世紀【バロック様式】1,バロック音楽とバッハ 2,ルターの宗教改革がヨーロッパにもたらした影響 3,バロック建築と美術
  • 課題提出。授業範囲の予習(50分)
7
  • 18世紀【ロココ様式】ロココ建築と美術  
  • 課題提出および、授業予習(50分)
8
  • 【対抗宗教改革】1,南・北アメリカ大陸宣教 2,アジア宣教とカトリック世界遺産
  • 課題と次回授業範囲の予習および調べ(50分)
9
  • 【プロテスタント敬虔主義】ドイツ:1,敬虔主義とは? 2,ドイツの古典主義 3,文学家ゲーテ 4,ベートベン、ショパンについて
  • 課題提出。授業範囲の予習(50分)
10
  • 【啓蒙主義とヨーロッパ社会】1,フランスのサロン文化の流行について 2,時代と印象派画家たち 3,ドイツ:カントとその思想
  • 課題。授業範囲の文献調査および予習(50分)
11
  • 【ヨーロッパ市民社会】1,フランス:ナポレオンの台頭 2,イギリス:国教会と市民社会 3,ドイツ:自由主義神学
  • 課題提出。次回授業範囲の予習(50分)
12
  • 【プロテスタント敬虔主義】イギリス:1,イギリス国教会(聖公会)とピューリタンについて 2,ジョン・ウェスレーの福音主義とその影響(特に、陶器工場ウェジウッドについて) 3,ウィリアム・モリスとその精神について
  • 課題。授業範囲の予習(50分)
13
  • 【日本(1)カトリック宣教】1,高山右近 2,千利休とキリスト教
  • 課題提出。次回授業範囲の予習(50分)
14
  • 【日本(2)明治期以降のミッション活動】1,ヴォーリスとその建築 2,広岡浅子の女子教育 
  • 課題と授業範囲の予習(50分)
15
  • 【日本(3)日本のキリスト教】1,内村鑑三と無教会 2,賀川豊彦(COOP生協の父)の生涯
  • 授業範囲の予習。レポートの提出(180分)
16
準備学習 事前に毎回の講義内容に沿って、テキストと関連文献を読んでおくこと。
教科書 大村修文(著)『キリスト教史:はじめの一歩』、日本キリスト教出版局、2014年。
参考文献 ・ 小田垣雅也(著)『キリスト教の歴史』、講談社学術文庫、1995年。  
・ 山田五郎(著)『西洋絵画史』、幻冬舎、2011年。
・ 賀川豊彦(著)『(復興版)死線を越えて』、PHP出版、2009年。
・ 富増章成(著)『図解世界一わかりやすいキリスト教』、中径出版、2012年。
・ 紅山雪夫(著)『ヨーロッパものしり紀行(神話・キリスト教)編』、新潮文庫、1991年。
・ 樋口雅一(著)『まんがキリスト教の歴史(世界篇)』、Forest Books、2014年。
・ 樋口雅一(著)『まんがキリスト教の歴史(日本篇)』、Forest Books、2014年。
・ 谷真介(著)『江戸のキリシタン屋敷』、女子パウロ会、2007年。
・ 古川智映子(著)『小説土佐堀川(広岡浅子の生涯)』(潮文庫680)、潮出版社、2015年。
・ 玉岡かおる(著)『負けんとき(ヴォーリズ満喜子の種まく日々)』、新潮文庫、平成27年。
・ 賀川豊彦(著)『(復刻版)死線を越えて』、PHP研究所、2009年。
成績評価方法・基準 【成績評価方法・基準】
日常点(60%:参加意欲・貢献度(発言、発表)、振り返りと小テスト、課題)、プレゼンの発表(20%)、レポート(20%)

【課題のフィードバック方法】講義中に前回のふりかえりと小テスト、課題に対する解説を行う。