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現在の場所: ホーム 担当教員 朴 賢淑 Syllabus2016 キリスト教の歴史と文化

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科目名 キリスト教の歴史と文化 
担当教員 朴 賢淑
授業の目的、または到達目標 授業では、これまでの世界史を主にキリスト教とその遺産を通して概観していきます。また、各時代における建築、美術、音楽などの遺産は何か。また、それぞれの「時代の潮流」となったものは何かを自分の言葉で言い表すことが出来る、ということがこの授業の到達目標です。
授業の概要  キリスト教が旧約・新約聖書時代を経て、宣教伝播された国々に及ぼした軌跡とその文化を概観することに致します。西洋史におけるキリスト教の遺産、主に建築、美術、音楽などを通して理解を深めて行くことで、西方教会の歴史と共に、東方の教会についても概観していきます。さらに、最近話題となっている日本の初期キリスト教宣教に関わった人々とその遺産について理解を深めていきます。

授業の形態 主に講義と、学生による発表および討論の形式で行われます。
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • プロローグ:イスラエルの宗教と旧約聖書
2
  • キリスト教の成立:イエスが生まれた世界、イエス・キリスト、使徒たち
  • それぞれが担当したテーマについて調べ、レジュメを作成、プレゼンテーションすることが要求される。
3
  • キリスト教の発展と中世:・3~5世紀:東方と西方の教父たち、ゲルマン民族への布教、・5~15世紀:ビザンティン帝国(東ローマ帝国と東方正教会)、・10~12世紀:ローマ・カトリック教会とロマネスク様式、(西ヨーロッパ、ローマ・カトリック教会の建築形式)
4
  • 11~13世紀ヨーロッパ中世の文化:教皇と皇帝の対立、十字軍戦争、教皇権の動揺と異端問題 
5
  • 12~16世紀:ゴシック様式
6
  • 15~16世紀:イタリアのルネサンス(文芸復興)
7
  • ・16世紀:宗教改革者ルターとバロック音楽家バッハ。・17世紀:華麗なバロック美術と建築様式、バロック音楽
8
  • 18世紀:ロココ様式と美術
9
  • カトリックの対抗宗教改革:・南・北アメリカ大陸とアジア宣教、・アジアにおけるカトリック世界遺産
10
  • プロテスタント敬虔主義(1)ドイツ: 古典主義、ゲーテとベートベン、ショパンについて
11
  • プロテスタント敬虔主義(2)イギリス:・イギリス国教会(聖公会)とピューリタン、・ジョン・ウェスレーの福音主義と陶器工場ウェジウッド、・ウィリアムモリスと民芸運動
12
  • 啓蒙主義思想:(1)フランス:ヨーロパサロン文化、印象派画家たち、(2)ドイツ:カントとその思想について
13
  • ヨーロッパ市民社会
14
  • 日本(1)カトリック宣教:高山右近、細川ガラシア、千利休とキリスト教
15
  • 日本(2)明治期以降のミッション活動:ヴォーリス建築、内村鑑三と無教会、賀川豊彦の社会奉仕
準備学習 事前に毎回の講義内容に沿って、テキストを読んでおくこと。
教科書 大村修文(著)『キリスト教史:はじめの一歩』、日本キリスト教出版局、2014年。
参考文献 ・ 小田垣雅也(著)『キリスト教の歴史』、講談社学術文庫、1995年。  
・ 山田五郎(著)『西洋絵画史』、幻冬舎、2011年。
・ 富増章成(著)『図解世界一わかりやすいキリスト教』、中径出版、2012年。
・ 紅山雪夫(著)『ヨーロッパものしり紀行(神話・キリスト教)編』、新潮文庫、1991年。
成績評価方法・基準 授業への意欲および提出物30%、授業中で発表30%、レポート40%

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
朴 賢淑 秋学期 木曜日 2時限 2