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現在の場所: ホーム 担当教員 朴 賢淑 Syllabus2015 キリスト教の歴史と文化

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科目名 キリスト教の歴史と文化 
担当教員 朴 賢淑
授業の目的、または到達目標 世界の歴史を主にキリスト教とその遺産を通して概観していくことがこの授業の目指すところである。それぞれの時代における建築、美術、音楽などの遺産を通して、時代の潮流を理解できることが到達目標となっている。
授業の概要  授業では、キリスト教が旧・新約聖書時代を経てその宣べ伝えられた国々に及ぼした軌跡と文化を概観する。西洋史におけるキリスト教の遺産を主に建築、美術、音楽などを通して理解を深め、西方教会の歴史と共に、東方の教会についても概観する。さらに、日本におけるキリスト教の宣教とその遺産についても理解を深める。

授業の形態 主に講義と学生による発表、討論の形式で行われる。
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • プロローグ
2
  • キリスト教の成立:イエスが生まれた世界、イエス・キリスト、使徒たち
  • それぞれが担当した時代について調べ、レジュメを作成、プレゼンテーションすることが要求される。
3
  • キリスト教の発展:東方と西方の教父たち、ゲルマン民族への布教, 5~15世紀:ビザンティン帝国について(東ローマ帝国と東方正教会), 10~12世紀:ローマ・カトリック教会の建築形式であるロマネスク様式
4
  • 中世:11~13世紀:教皇と皇帝の対立と十字軍戦争, ヨーロッパ中世の文化,教皇権の動揺と異端
5
  • 12~16世紀:ゴシック様式
6
  • 15~16世紀:ルネサンス(文芸復興)
7
  • 16世紀:宗教改革者ルターと音楽家バッハ, 17世紀:華麗なバロック美術様式について
8
  • 18世紀:ロココ美術と様式について
9
  • カトリックの対抗宗教改革:南・北アメリカ大陸宣教 ,アジアの世界遺産
10
  • プロテスタント敬虔主義(1)ドイツ:古典主義:ゲーテとベートベン、ショパン
11
  • プロテスタント敬虔主義(2)イギリス:国教会(聖公会)とピューリタン、ウェスレーの福音主義と陶器工場ウェジウッド、ウィリアム・モリスと民芸運動
12
  • 19世紀:フランスの啓蒙思想とサロン文化、印象主義、ドイツの啓蒙思想とカント
13
  • 20世紀以後:ヨーロッパ市民社会
14
  • 日本(1):16世紀のキリシタン歴史
15
  • 日本(2):明治期以降のミッション活動(ヴォーリス建築、賀川豊彦の社会奉仕、ロシア正教会の宣教)
準備学習 事前に毎回の講義内容に沿って、テキストを読んでおくこと。
教科書 大村修文(著)『キリスト教史』、日本キリスト教団出版局、2014年。
参考文献 ・ 小田垣雅也(著)『キリスト教の歴史』、講談社学術文庫、1995年。  
・ 山田五郎(著)『西洋絵画史』、幻冬舎、2011年。
・ 富増章成(著)『図解世界一わかりやすいキリスト教』、中径出版、2012年。
・ 紅山雪夫(著)『ヨーロッパものしり紀行(神話・キリスト教)編』、新潮文庫、1991年。
成績評価方法・基準 講義での提出物40%、授業中で発表30%、レポート30%

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
朴 賢淑 秋学期 金曜日 4時限 2