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科目名 聖書と世界 
担当教員 朴　賢淑
授業の目的、または到達目標 大阪女学院は創立以来、複雑に動く世の中において、物事を見抜く力のある人間を形成することを目指しています。そして、その目標は一貫してキリスト教の精神にもとづいて行われて来ました。この授業では、本学の建学精神を「聖書」を通して知ることを目標とします。聖書はこれまで多くの人々の人格形成に大きな影響を与えて来ました。この授業では、旧約聖書と新約聖書に生きた人々の時代とその生き方を知ることで、「現代を生きる私たちがどのような指針の基に生きて行けば良いのか」を考えることにします。
授業の概要 この授業では、まずイエス・キリストが生まれる以前、旧約聖書に出てくる族長時代、士師時代、そしてイスラエル王国とその後の時代に生きた人々の生き方を考察します。その後、イエス・キリストの出生とその宣教に関わった人々と彼らの生き方について論じていくことにします。
授業の形態 講義と学生による研究発表・討論の形式で行われます。
毎回、聖書（新共同訳）の持参が必要です。なお、チャペルの際には讃美歌と聖書を持参して下さい。
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • プロローグ： 旧約聖書の人々
2
  • 族長たち①　信仰の父アブラハムとサラ
  • 各自、担当した人物について研究し、それについてのレジュメ作成、プレゼンテーションが要求される。
3
  • 族長たち②　ヤコブの母リベカ、妻のレアとラケル
4
  • 士師時代①　モーセとその姉ミリアム
5
  • 士師時代②　祈りの母ハンナと預言者サムエル
6
  • イスラエル王国とその後の時代① ・ダビデとその妻たち　・預言者エリヤ
7
  • イスラエル王国とその後の時代②　・王妃エステル　・ヨブとその妻
8
  • 新約聖書： イエスとその弟子たち①　・人を漁る者となったアンデレ ・ペテロ　・思い違いのユダ
9
  • イエスの弟子たち② ・トマス ・福音書の記者マルコ
10
  • イエス・キリストの宣教①　・母マリア　・洗礼者ヨハネ　・サマリアの女　
11
  • イエス・キリストの宣教② ・姦淫の女　・貧しいやもめとレプタ二つ ・兄ラザロと妹のマルタ、マリア
12
  • イエス・キリストの宣教③ ・目の見えないバルテマイの開眼 ・富める青年の悩み ・十人の重い皮膚病の人とイエス
13
  • 十字架と復活： ・マグダラのマリア　・クレネ人シモン　・エマオの弟子たち、使徒たち①　・ステパノの死　・医師ルカ　
14
  • 使徒たち②　・使徒パウロ　・パウロの仲間バルナバ　・テモテとその母
15
  • エピローグ
準備学習 アートバイブルや絵画、聖書の記録などを通して、聖書に生きた人々について事前学習しておくこと。
教科書 主婦の友社（編）『聖書の人びと』、聖書の友社、2010年。
参考文献 ・　日本聖書協会（編）『新旧約聖書』、日本聖書協会。
・　マイリス・ヤナツイネン（著）大平郁子（訳）『旧約聖書の女たち：異なる十二の愛のかたち』、幻冬舎ルネッサンス、2013年。
・　河村員子・横山麗子（他）『聖書に生きる女性たち：旧約編』、一粒社、1984年。
・　河村員子・横山麗子（他）『聖書に生きる女性たち：新約編』、一粒社、1983年。
・　一色義子『エバからマリアまで-聖書の歴史を担った女性たち』、キリスト新聞社。
・　渋川久子『聖書のなかの女性たち』、玉川大学出版部、1997年。
・　富益章成（著）『図解、世界一わかりやすいキリスト教』、中経出版、2012年。
・　秦剛平（著）『旧約聖書を美術で読む』、『新約聖書を美術で読む』、青土社。
・　『アートバイブル』（第Ⅰ巻）（第Ⅱ巻）、日本聖書協会。
成績評価方法・基準 チャペル出席（20％）、授業参加度・テスト（20％）、礼拝の参加度・平常点（20％）、授業での発表およびレポート（40％）

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
朴　賢淑 春学期 水曜日 ３時限 b 2
朴　賢淑 春学期 火曜日 １時限 a 2
朴　賢淑 春学期 金曜日 ３時限 c 2