心理学からの人間理解 — Osaka Jogakuin Web Syllabus

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科目名	心理学からの人間理解
担当教員	中西美和
授業の目的、または到達目標	・心の働きと心の健康維持に関する知見を得て、人間理解を深めることができる。・行動、感情、および身体と心との関係を説明することができる。
授業の概要	心理学の立場から、私たちの心の働きや心の健康維持に関するさまざまな理論を解説する。授業では講義のほか、理解を促進するために、映像資料の視聴、簡単な実験や体験学習の実施、および資料の講読なども行う。


科目群/ベンチマーク	GEN2906（715生以前）・GEN2190（716生以降）
授業の形態	授業の形態は、講義中心ですが、簡単な心理学実験、体験学習、そして資料の講読なども含めて進行しますので、受講生に積極的な発言を求めていきます。活発で主体的な受講態度を期待しています。
時間割		概要	宿題(予習・復習等)
	1	オリエンテーション-心理学から人間を理解するとは	指示された文献の講読、課題、配布プリントの復習
	2	人の心の病を理解する1-統合失調症・気分障害-	指示された文献の講読、課題、配布プリントの復習
	3	人の心の病を理解する2-摂食障害と家族療法・認知行動療法	指示された文献の講読、課題、配布プリントの復習
	4	人の心の病を理解する3-PTSDとEMDR-	指示された文献の講読、課題、配布プリントの復習
	5	心の健康を維持するために1	『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』の指定された箇所を講読し、プレゼンテーションの準備を行うこと
	6	心の健康を維持するために2	『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』の指定された箇所を講読し、プレゼンテーションの準備を行うこと
	7	ここまでの総括・In Class Quiz 1	配布プリントの復習
	8	人が生きていく上で必要なものー愛情か栄養かー	心は実験できるか『針金の母親を愛せるかーハーローのサルの愛情実験』p207-241　担当者はプレゼンの準備をすること
	9	共感、思いやりとは1	ヒューマン『なぜヒトは人間になれたのか』　p7-121
	10	差別や攻撃のメカニズム	心は実験できるか『権威への服従ーミルグラムの電気ショック実験』p53-101　担当者はプレゼンの準備をすること
	11	他者の影響を受ける私たち	心は実験できるか『思い出された嘘ーロフタスの虚偽記憶実験』p279-313、『冷淡な傍観者ーダーリーとラタネの緊急事態介入実験』p149-175　担当者はプレゼンの準備をすること
	12	囚人のジレンマ実験から共生を考える1	実験結果をまとめておく
	13	囚人のジレンマ実験から共生を考える2-グループワーク	『社会的ジレンマ』p14-39, p42-78, p142-181, p184-221
	14	人間という存在であることの光と闇を考えるーグループワークー	グループワークの準備
	15	総括・In Class Quiz 2	配布プリントの復習
準備学習	担当した文献を事前に購読し、プレゼンテーションを行う準備をしてください。次週の授業に関する資料を配付しますので、熟読しておいてください。
教科書	教科書は用いません。授業に必要な資料は、moodle上にアップします。
参考文献	ローレン・スレイター（著）岩坂彰（訳）（2004）.　心は実験できるか　紀伊國屋書店　　安藤清志・渡辺正孝・高橋晃・藤井輝男 (1994).　キーワードコレクション心理学　新曜社 Roger R. Hock (2007).心理学を変えた40の研究―心理学の“常識”はこうして生まれたピアソンエデュケーション
成績評価方法・基準	授業参画15％、授業課題45％（プレゼンテーション15％、ふりかえり15％、グループワーク15％）、In Class Quiz 40％（Quiz1・2ともに20%ずつ）

時間割

担当教員	開講学期	開講曜日	開講時限	履修クラス	単位数
中西美和	秋学期	土曜日	１時限	b	2
中西美和	秋学期	水曜日	３時限	a	2

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