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現在の場所: ホーム 担当教員 濱嶋 聡 Syllabus2019 異文化間リサーチ演習

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科目名 異文化間リサーチ演習 
担当教員 濱嶋 聡
授業の目的、または到達目標 世界の文化の多様性や異文化コミュニケーションの現状と課題を理解できる。多様な文化的背景を持った現地の人々との交流を通して文化の多様性及び異文化交流の意義について体験的に理解できる。
授業の概要 現地の大学で教える社会科学の専門家の指導を受けながら、フィールドワークやリサーチを行う。多文化社会における異文化間コミュニケーションの様々のストラテジーに気づき、同時に自信を得ることをねらいとする。

科目群/ベンチマーク 共通教育科目
授業の形態 講義
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • 世界の文化の多様性とグローバル化が進む世界における異文化理解・多文化社会について
  • Unit1前半、配布プリント予復習(60 ~90分)Terra Australis
2
  • 多様性あるさまざまな文化、多文化が存在する社会-特にアメリカ、英国、オーストラリアについて その異同について考える
  • Unit1後半、配布プリント予復習(60 ~90分)The First Fleet
3
  • 多文化社会における異文化理解の課題について、学内の外国人留学生や交換留学生とのディスカッション等の交流プログラムを通して考える
  • Unit2前半、配布プリント予復習(60 ~90分)The Road of Multiculturalism
4
  • 事例研究-多文化が存在するオーストラリアにおける異文化理解(1)
  • 先住民アボリジニについての基礎知識の理解
  • Unit2後半、配布プリント予復習(60 ~90分)The Native Inhabitants of Australia
5
  • 事例研究-多文化が存在するオーストラリアにおける異文化理解(2)
  • 先住民アボリジニに対して実施された同化政策(Stolen Children)について理由と影響の理解
  • Unit3前半、配布プリント予復習(60 ~90分)The Stolen Children
6
  • 事例研究-多文化が存在するオーストラリアにおける異文化理解(3)
  • もう一つの先住民トレス海峡諸島民への同化政策の影響と現状理解
  • Unit3後半、配布プリント予復習(60 ~90分)The Torres Strait Islanders
7
  • 事例研究-多文化が存在するオーストラリアにおける異文化理解(4)
  • トレス海峡諸島民、アボリジニと日本人真珠貝採取ダイバーとの交流とその影響
  • Unit4前半、配布プリント予復習(60 ~90分)The Japanese Pearl Shell Divers in Queensland(Thursday Island), Northern Territory(Darwin), and Western Australia(Broom)
8
  • 事例研究-多文化が存在するオーストラリアにおける異文化理解(5)
  • 牧羊業、鉱物資源、先住民との土地所有問題からオーストラリアの抱える問題の理解
  • Unit4後半、配布プリント予復習(60 ~90分)The Big Merino
9
  • 事例研究-多文化が存在するオーストラリアにおける異文化理解(6)
  • オーストラリア英語1(コックニー英語との対照:発音、語彙、慣用句を理解し、現地でのリサーチに備える)
  • Unit5前半、配布プリント予復習(60 ~90分)Waltzing Matilda
10
  • 事例研究-多文化が存在するオーストラリアにおける異文化理解(7)
  • オーストラリア英語2(ニュージーランド英語との対照:特に、マオリ語からの借用語から歴史的・社会的相違点を理解)
  • Unit5後半、配布プリント予復習(60 ~90分) Kiwi English
11
  • 事例研究-多文化が存在するオーストラリアにおける異文化理解(8)
  • オーストラリアの多文化主義(白豪主義から国民の4人に一人が外国生まれといった現在の多文化国家に至った歴史の理解)
  • Unit6前半、配布プリント予復習(60 ~90分)Settlement Beginnings
12
  • 事例研究-多文化が存在するオーストラリアにおける異文化理解(9)
  • オーストラリアと日本(戦争と和解:戦争勃発による日本人強制隔離、日本軍による連合軍捕虜への虐待等が原因の憎悪から和解に至るまでの歴史理解)
  • Unit6後半、配布プリント予復習(60 ~90分)Darwin
13
  • DVD「オーストラリア」に関する作品を鑑賞しながら、言語、歴史、多文化社会についての解説
  • Unit7前半、配布プリント予復習(60 ~90分)Rabbit Proof Fence
14
  • 各人、リサーチ予定のテーマについての発表(1)
  • Unit7後半、配布プリント予復習(60 ~90分)発表レジュメ作成
15
  • 各人、リサーチ予定のテーマについての発表(2)及び世界の文化の多様性と多文化社会オーストラリアにおける異文化理解についてのまとめ
  • 各自テーマ決定、配布プリント予復習(60 ~90分)発表レジュメ作成
準備学習 毎回配布プリントの予習(60分~ 90分)
教科書 アボリジニであること-オーストラリア先住民、その滅びゆく文化と言葉 (濱嶋聡著、名古屋外国語大学出版会)
参考文献 語法分野:現代英語語法辞典(小西友七編、三省堂)(濱嶋執筆項:オーストラリア英語、ニュージーランド英語)
語彙分野:ジー二アス大英和辞典(小西友七編、大修館書店)(濱嶋執筆項:ニュージーランド英語)
言語政策分野:オセアニアの現在(河合利光編、人文書院)(濱嶋執筆項:少数民族語の維持と復興)
教育分野:世界の外国語教育政策・日本の外国語教育の再構築にむけて(大谷泰照編、東信堂)(濱嶋執筆項:オーストラリア)
同:国際的に見た外国語教員の養成(大谷泰照編、東信堂)(濱嶋執筆項:オーストラリアの教員養成)
成績評価方法・基準 使用テキスト・配布プリント予習内容確認テスト 40%、平常点(含宿題)10%、現地での授業、プレゼンテーションを含む評価50%。帰国後、国際交流主催の学内での発表(国際交流プログラム)を単位修得条件とする。確認テスト返却後、解説、疑問点についての質疑応答。