パーソナルツール
現在の場所: ホーム 担当教員 藤田 明史 Syllabus2011 平和への課題

←講義で検索へ     ←時間割で検索へ

科目名 平和への課題 
担当教員 藤田 明史
授業の目的、または到達目標 平和の問題への主体的関心と客観的理解を深めると共に、平和な世界の構築に主体的に参加していくための具体的なメソッドを習得することを目標とする。
*学習目標
・ 平和とは何かを自分の経験を通して理解する。
・ 平和を社会科学の概念として把握する。
・ 自分の生き方として平和を考える。
  
授業の概要 平和とは何か?平和研究(Peace Studies)とはどういうものか?本授業ではこうした問いを真正面から見据え、現代世界における平和の問題を理論的・歴史的に探究する。また具体的な事例を通して、平和的手段による紛争転換の手法を学習する。

授業の形態 講義とグループ討議を織り交ぜて授業を進める。授業に主体的に参加してほしい。
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • 平和とは何か(1)―イントロダクション
2
  • 平和とは何か(2)―「対話」について
3
  • 平和とは何か(3)―「トランセンド法」入門
4
  • 平和を考えるための枠組みの構築(1)―社会科学の歴史から/マルクス
  • 各自のテーマ決定
5
  • 平和を考えるための枠組みの構築(2)―社会科学の歴史から/ウェーバー
6
  • 平和を考えるための枠組みの構築(3)―社会科学の歴史から/ヴェブレン
7
  • 平和を考えるための枠組みの構築(4)―ガンディーと現代
8
  • 日本国憲法と平和主義
  • レポート第1次ドラフト
9
  • 十五年戦争について
10
  • 沖縄と広島・長崎
11
  • 科学・技術と平和
12
  • 芸術と平和(1)
  • レポート第2次ドラフト
13
  • 芸術と平和(2)
14
  • 平和研究とは何か
15
  • まとめ
準備学習 新聞を平和研究の観点からていねいに読むこと。
教科書 ヨハン・ガルトゥング+藤田明史編著『ガルトゥング平和学入門』、法律文化社、2003年。
参考文献 ヨハン・ガルトゥング『ガルトゥングの平和理論――グローバル化と平和創造』木戸衛一・藤田明史・小林公司訳、法律文化社、2006年。
拙稿「平和のモデルとしての音楽ー音楽の文化的暴力性の問題をめぐって」、日本平和学会編『芸術と平和』、早稲田大学出版部、2004年。
拙稿「ガルトゥング平和学とトランセンドの活動」、日本科学者会議編『日本の科学者』2009.8 Vol.44。
成績評価方法・基準 授業への参加40%、レポート60%。レポートのテーマは平和に関するものであれば何でもよい。合格基準:60点以上。

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
藤田 明史 春学期 土曜日 1時限 2