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現在の場所: ホーム 担当教員 山村 義昭 Syllabus2018 生徒指導の実際

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科目名 生徒指導の実際 
担当教員 山村 義昭
授業の目的、または到達目標 生徒指導は、学習指導と並んで教育活動の最も基本的機能である。実際、学校現場で生起している生徒指導に関する具体的事例を取り上げ考察する中で、生徒指導の基本を理解し、実践力を身につけることを目指す。
・生徒指導の意義や機能について説明できる。
・指導観及び生徒理解の方法を習得する。
・いじめ、不登校等生徒指導の今日的課題を把握し、その対応スキルを身につける。
・生徒指導にかかる法制度について説明できる。
・生徒指導を推進するための組織、連携のあり方について考察できる。
これらの生徒指導は、個々の教師の力量に委ねられるのではなく、学校体制として機能することが重要であるとともに、家庭・地域社会との連携が不可欠であることを理解する。
授業の概要 生徒指導は、生徒の人格形成という教育の目的を達成するための教育的な機能・方法であり、教育活動のあらゆる領域において効果的に展開される必要がある。そのためには、教育が、「社会化」の機能と「個性化」の機能を果たしていることを理解する。その上で、生徒指導においても、集団・全体指導とともに、個人の特性に応じた個別指導も重要であり、そのバランスの重要性について洞察する。
思春期にある生徒たちは、その発達特性から様々な行動パターンを取りがちだが、時には問題行動の形で顕在化させてきた。さらに、近年の時代・社会の激しい変化は、伝統的価値観や規範の影響力を衰退させてきた。このような状況下にあって、新たな問題行動が噴出してきており、現実の素材をもとに理解を深めながら対応スキルの向上を図る必要がある。また、個別指導を積極的に進めるため、教育相談の手法を学びながら、生徒理解を深めることによって教師としての資質の向上を図る。さらに、特有の課題をもった生徒に対する配慮について考える。
これらの生徒指導は、個々の教師の力量に委ねられるのではなく、学校体制として機能することが重要であるとともに、家庭・地域社会との連携が不可欠であることを理解する。

科目群/ベンチマーク 教職に関する科目
授業の形態 講義、事例研究、発表、討議等
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • はじめに 講義ガイダンス 生徒指導のイメージ
  • 社会状況の変化と子どもの実態について予習
2
  • 教育の目的と生徒指導の意義・役割
  • 信頼される教師像についてレポート1
3
  • 生徒理解(発達観・指導観)
  • 配布資料を読んで復習
4
  • 生徒理解(配慮を要する生徒の指導)
  • 配慮を要する生徒に関するレポート2
5
  • 生徒全体への指導(教科における生徒指導)
  • 配布資料を読んで復習
6
  • 生徒全体への指導(教科外における生徒指導)
  • 個別の課題についてレポート3
7
  • 個別の課題への対応(いじめについて) 
  • 配布資料を読んで復習
8
  • 個別の課題への対応(不登校について)
  • 配布資料を読んで復習
9
  • 個別の課題への対応(虐待・ネット被害について)
  • 配布資料を読んで復習
10
  • 個別の課題への対応(暴力・少年非行について)
  • 配布資料を読んで復習
11
  • 基本的生活習慣と校内規律(生徒指導と学級経営)
  • 体罰についてレポート4
12
  • 生徒指導推進のための学校体制 
  • 配布資料を読んで復習
13
  • 成長を促す指導と予防・課題解決的な指導
  • 生徒指導だよりの作成5
14
  • 教育相談 家庭(保護者)や地域社会との連携
  • 発表の準備
15
  • 生徒指導だよりの発表、全体のまとめ
  • なし
準備学習 講義時に出す課題を調べて来ること
生徒指導に関する報道記事を読み整理すること
教科書 なし
参考文献 「生徒指導提要(文部科学省)」その他授業中に紹介する図書
成績評価方法・基準 毎講義時に出す講義内容についてのミニレポート30%、課題レポート50%、授業参加度(発言、プレゼンテーション、討議の参加度等)20%

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
山村 義昭 春学期 木曜日 4時限 2