パーソナルツール
現在の場所: ホーム 担当教員 関根 聴 Syllabus2009 ジェンダーからみた現代社会

←講義で検索へ     ←時間割で検索へ

科目名 ジェンダーからみた現代社会 
担当教員 関根 聴
授業の目的、または到達目標 私たちは生まれるとすぐに、「女性」と「男性」といった二つの性に棲み分けをさせられます。現代社会において、この棲み分けというシステムは、その人の生き方を左右したり、選択肢を狭めたりすることがあります。はじめにジェンダーという価値観が、私たちの普段の社会生活にどれだけ密接に関わっているか、またその価値観に支えられた制度によって、どのように操作されているのかを明らかにしていきます。そしてジェンダーに関する事柄について見抜く力を身につけながら、ジェンダーに縛られず自分らしく生き、社会を支える一人として、歩んでいくための力を身につけていきます。
授業の概要 あたりまえのこととして受け入れられている、「女らしさ」や「男らしさ」、家族における女性と男性の役割や力の違い、労働における男女の格差などを中心に、現代社会のいろいろな場面を見つめながら、性をめぐる現状や問題点を認識していきます。そして、それらの問題に対して、どのような取り組みがなされているのか、また社会はどのように変動をしてきたのかについて分析および考察していきます。その過程を通じて性に関することがらを見抜く力と思考する力、性による差別から自分を守るための情報と知識を深めていきます。

授業の形態 講義を中心として、ディスカッション、ビデオ鑑賞などを併用して授業を進めます。受講生が少数の場合はワークショップ形式(円形の座席配置)により行う場合があります。
時間割   概要 宿題(予習・復習等)
1
  • ジェンダーを通して現代社会について考えることの意味
  • 絵本の制作 
2
  • ジェンダーの概念 
  • 絵本の制作 
3
  • 恋愛・結婚・家族とジェンダー
  • 絵本の制作 
4
  • ライフコースに揺らぎをもたらす価値観 
  • 絵本の制作 
5
  • 労働における格差を生みだす装置 
  • 絵本の制作 
6
  • 性におけるマジョリティとマイノリティ 
  • 絵本の制作 
7
  • ジェンダーと暴力の関連性 
  • 絵本の制作 
8
  • 産む・産まない・生殖医療 
  • 絵本の制作 
9
  • ケアをめぐる現状と課題 
  • 絵本の制作 
10
  • ジェンダーと社会政策1
  • 絵本の制作 
11
  • ジェンダーと社会政策2
  • 絵本の制作 
12
  • ジェンダーイコールの絵本制作 1 
  • 絵本の制作 
13
  • ジェンダーイコールの絵本制作 2 
  • 絵本の制作 
14
  • まとめ 
  • 絵本の制作
準備学習 予習として、指定もしくは配布した文献や資料を必ず読んで下さい。復習では、ノートや配布物に目を通し、学習した内容について理解を更に深めて下さい。加えて授業時間外にグループによる絵本の制作の課題がありますので、グループ内で連絡を取り合い、積極的にかかわって下さい。
教科書 プリントを配布します。
参考文献 必要に応じて紹介します。
成績評価方法・基準 授業参加度(出席、発言)20%、レポート等の提出物10%、絵本制作に関する提出物20%、学期末試験又は学期末レポート50%の配分によって評価をおこないます。
関連リンク http://www.gender.go.jp/
備考 1.日本語、英語、第二外国語を用いて、ジェンダーイコールの絵本制作を講義時間外で行って頂きます。
2.本講義ではすべての講義時間に、発言や発表を求めます。
3.成績評価にかかわりますので、講義初日に配布する「発言シート」を、最終講義日に必ず提出して下さい。

時間割

担当教員 開講学期 開講曜日 開講時限 履修クラス 単位数
関根 聴 春学期 水曜日 5時限 A 2
関根 聴 秋学期 木曜日 5時限 B 2